その色・この色 その2
まぎらわしい色ばかりを使って、このようなテストを行うと、基本色名や、大まかな修飾語をいうだけでは、相手が色を選ぶのに何の役にも立たない。
この場合には、双方が共通によく知っている何かの具体例や形容を使って、何とかしてその色の感じを相手に伝えなければならなくなる。
カラーシステムの記号や、固有色名についての知識が本当に役立つのはこんな場合かもしれません。
茶色とか、ブラウンという色名で呼ばれる色の範囲は、赤系の茶から黄系の茶まであって、非常に広いので、このようなテストには、茶系統の色票ばかり使ってみるのがもっとも有効かもしれません。
しかも、好都合なことに茶系統の色は、自然の中にも、日常的に使用されるものの中にも非常にたくさんあるから、どんな茶であるかを表現する固有色名にこと欠くこともないし、新しい色名や形容を創作する材料に困ることもないはずです。